「友達がいない」
40代・50代の男性に多い、意外と深刻な悩みです。
学生時代は友達がいた。20代の頃は飲み仲間もいた。しかし、気づけば「仕事以外の人間関係」がほとんどない。
休日に連絡を取る相手がいない。何か相談したいことがあっても、話せる人がいない。家族以外と雑談する機会がない。
これは、多くの男性が抱えている問題です。そして、放置すると人生の後半に大きな影響を与えます。
この記事では、なぜ40代・50代の男性は友達がいなくなるのか、そしてこの年代から人間関係を広げる方法についてお伝えします。
なぜ40代・50代の男性は友達がいなくなるのか
友達がいなくなる原因は、複数あります。
① 仕事中心の生活を続けてきた
20代、30代は仕事に全力を注いできた。出世のため、家族を養うため、休日も仕事のことを考えていた。
その結果、仕事以外の人間関係を築く時間がなかった。気づけば、「仕事関係の知り合い」はいるけど、「友達」はいない状態になっています。
② 転勤・転職でつながりが切れた
転勤や転職のたびに、人間関係はリセットされます。
新しい環境で一から関係を築くのは大変です。仕事の人間関係を作るので精一杯で、プライベートの友達を作る余裕はなかった。
③ 家庭を優先してきた
結婚して子どもができると、休日は家族と過ごすようになります。
「友達と遊ぶ」という選択肢が、自然と消えていきます。それ自体は悪いことではありませんが、友人関係を維持する努力をしなくなります。
④ 男性は「つながり」を維持するのが苦手
女性に比べて、男性は人間関係を維持するのが苦手な傾向があります。
用事がないと連絡しない。わざわざ会う約束をしない。「久しぶりに会おう」と自分から言えない。
この受け身の姿勢が、友人関係を自然消滅させてしまいます。
⑤ 利害関係のない関係を築く機会がない
学生時代は、同じ教室にいるだけで友達ができました。利害関係なく、純粋に気が合うかどうかで関係が築けた。
しかし大人になると、そういう機会がほとんどありません。仕事の関係は利害が絡みます。純粋な「友達」を作る場がないのです。
友達がいないことの問題点
「別に困っていない」と思うかもしれません。しかし、友達がいない状態には、いくつかのリスクがあります。
① 定年後に孤立する
仕事を辞めると、仕事関係の人間関係も終わります。
定年後に「毎日やることがない」「話す相手がいない」という男性は非常に多いです。仕事以外の人間関係を持っていなかった人ほど、この問題に直面します。
② 相談相手がいない
仕事の悩み、家庭の悩み、健康の悩み。誰かに話したいけど、話せる相手がいない。
家族には言いにくいこともあります。利害関係のない第三者に話すことで、気持ちが整理されることは多いのです。
③ 視野が狭くなる
同じ会社、同じ業界、同じ家庭の中だけで生きていると、視野が狭くなります。
異なる価値観、異なる生き方に触れる機会がなくなり、考え方が固定化されていきます。
④ 健康リスクが高まる
孤独は健康に悪影響を与えることが、研究で明らかになっています。
社会的なつながりが少ない人は、心臓病、うつ病、認知症のリスクが高まると言われています。
40代・50代から友達を作る方法
「今さら友達なんて作れない」と思うかもしれません。しかし、この年代からでも人間関係を広げることは可能です。
① 「サードプレイス」を持つ
サードプレイスとは、家庭(ファーストプレイス)と職場(セカンドプレイス)以外の「第三の居場所」です。
・行きつけのカフェやバー
・スポーツジム
・趣味のコミュニティ
・地域の活動
定期的に通う場所を持つと、自然と顔見知りが増えます。そこから関係が広がっていきます。
② 趣味のコミュニティに参加する
共通の趣味があると、話題に困りません。
・ゴルフ
・ランニング
・釣り
・キャンプ
・バイク
・写真
・音楽
趣味を通じた関係は、利害関係がないので純粋に楽しめます。同じ趣味を持つ人とは、年齢差があっても仲良くなれます。
③ オンラインコミュニティを活用する
今はオンラインで同じ興味を持つ人とつながれます。
SNSのグループ、オンラインサロン、Discord。最初はオンラインで関係を築き、オフラインで会うという流れも自然です。
④ 勉強会・セミナーに参加する
ビジネスや自己啓発の勉強会は、向上心のある人が集まります。
同じ志を持つ人との出会いは、刺激になります。学びながら人脈も広がる、一石二鳥の場です。
⑤ 昔の友人に連絡してみる
新しい友達を作るのが難しければ、昔の友人に連絡してみるのも一つの方法です。
「久しぶり、元気にしてる?」と連絡するだけ。相手も同じように友達がいなくて寂しい思いをしているかもしれません。
友達を作る上で大切な心構え
40代・50代から友達を作るには、いくつかの心構えが必要です。
① 「友達を作ろう」と気負いすぎない
「友達を作らなきゃ」と焦ると、かえって不自然になります。
まずは「同じ場所に通う」「同じ活動をする」だけでいい。関係は自然と育っていきます。
② 自分から声をかける
待っていても、相手からは来ません。
「こんにちは」「いい天気ですね」「これ、どうやるんですか?」。簡単な一言でいいので、自分から声をかけてください。
③ 見返りを求めない
「何かメリットがあるか」と考えると、純粋な友人関係は築けません。
損得勘定を抜きにして、純粋に楽しい時間を共有する。それが友達です。
④ 継続する
一度会っただけでは、友達にはなれません。
定期的に顔を合わせる、連絡を取る。関係を維持する努力が必要です。
⑤ 年齢にこだわらない
同世代である必要はありません。
20代でも、60代でも、気が合えば友達になれます。年齢の枠を外すと、出会いの幅が広がります。
「友達」の定義を広げる
「友達」というと、何でも話せる親友をイメージするかもしれません。
しかし、40代・50代になってから親友を作るのは簡単ではありません。それよりも、「緩やかなつながり」を複数持つことを目指してください。
・趣味の話ができる人
・たまに飲みに行く人
・仕事の相談ができる人
・同じジムに通う顔見知り
一人に全てを求めるのではなく、複数の人と緩やかにつながる。これが、大人の友人関係の形です。
この記事のまとめ
40代・50代で友達がいないのは、あなただけではありません。多くの男性が同じ悩みを抱えています。
友達がいなくなる原因:
・仕事中心の生活
・転勤・転職でつながりが切れた
・家庭を優先してきた
・つながりを維持するのが苦手
・利害関係のない関係を築く機会がない
友達を作る方法:
・サードプレイス(第三の居場所)を持つ
・趣味のコミュニティに参加する
・オンラインコミュニティを活用する
・勉強会・セミナーに参加する
・昔の友人に連絡してみる
大切な心構え:
・気負いすぎない
・自分から声をかける
・見返りを求めない
・継続する
・年齢にこだわらない
定年後に孤立しないためにも、今から少しずつ行動してください。
まずは、興味のあるコミュニティに一つ参加してみる。それだけで、世界は広がり始めます。

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