序章 破産という終わりから、生まれ変わる男もいる。
人は失うと、本性が出ます。
お金も、信用も、地位も全部なくなったとき、最後に残るのは”自分そのもの”です。
私の場合、それが破産でした。
あの日の電話一本で、
自分が積み上げてきたものがまとめて瓦解しました。
しかし今、こうして言い切ることができます。
破産は終わりではありませんでした。
むしろ、人生を作り直すためのスタートラインだったのです。
そこから”パラレルライフ”という答えに辿り着くまでの話をさせていただきます。
第1章 稼いでいたのに、幸せではなかった。
破産前の私は、端から見れば”勝ち組”でした。
売上は伸び、仕事は次々に拡大し、人からは羨ましがられていました。
しかし実態はこうです。
・家族との会話は減る一方
・妻とのすれ違いは増える一方
・仕事に追われて頭がいつもピリついている
・「家族のため」と言いながら、自分の虚栄心を満たしていただけ
極めつけは、浮気がバレる出来事が続いたことです。
そんな状態では、信用があるはずがありません。
本来、私は”家族の幸せのために稼ぐ”つもりでした。
しかしいつの間にか、その目的がすり替わっていったのです。
「もっと売上を」「もっと従業員を」「もっと取引先を」
気づけば、
“幸せになるための仕事”が
“仕事のための人生”に変わっていました。
そして当然ですが、こんな状態で心が満たされるはずがありませんでした。
第2章 破産。すべてを失った日。
破産した瞬間、私のプライドは粉々になりました。
経営者としての肩書きも、数字で語れた強さも、全部吹き飛んでしまいました。
そして何よりも辛かったのは──
「家族の前に立つ自分」 でした。
男としての価値がゼロになった気がしました。
あのときの胸の重さを、一生忘れることはないでしょう。
しかし奇妙なことに、
“地面に叩きつけられた瞬間”に、やっと正気に戻ることができました。
それまでどれだけ必死に走ってきたか。
どれだけ方向を間違えていたか。
そして、何を一番大切にすべきだったか。
すべて、破産が教えてくれたのです。
第3章 でも、人生はここからが面白い。
破産して気づいたのは、
“本当に必要な幸せというのは、めちゃくちゃシンプルだ”ということでした。
・家族と普通に笑って食事をする時間
・体が健康で、気持ちが前向きでいられる毎日
・自分のペースで稼ぎ、自分の責任で生きる自由
・好きなことに打ち込めるエネルギー
破産前よりも、今の方がはるかに幸福度が高いと、胸を張って言うことができます。
これは強がりでも美談でもありません。
本気でそう思っています。
あのときの私は、
「もっと」「まだ足りない」と飢え続け、
無限に増える欲望の沼に沈んでいました。
しかし破産して初めて気づきました。
“足す”よりも”削る”方が、人生は圧倒的に自由になるのだということを。
むしろ私は、無意識に破産へ向かって突っ走っていたのかもしれません。
今のこの暮らしを取り戻すために。
第4章 ここから、私のパラレルライフが始まった。
破産後、私は人生の構造を根本から作り替えました。
稼ぎ方も、考え方も、戦い方も、すべてです。
そして行き着いた答えが
「パラレルライフメソッド」でした。
これは”複数の人生軸を同時に育てる生き方”です。
パラレル軸①:体を鍛える(筋トレ×キックボクシング)
強くなれば自信が戻ります。
体が変われば人生が変わります。
キックボクシングの試合に出て、チャンピオンを狙っている今、
私は破産前よりもはるかに”生きている実感”があります。
パラレル軸②:睡眠と健康に投資する
寝具にお金をかけるなんて、昔は考えもしませんでした。
しかし今はわかります。
睡眠は自信の土台です。
体も心も、正しい選択も、すべて”睡眠”から始まります。
パラレル軸③:稼ぎ方を分散する”パラレルキャリア”
一つの収入源に依存すると、人は弱くなります。
破産で、それを身をもって学びました。
だから今の私は、複数のキャッシュポイントを持ち、
そのどれも”生活の中心にしない”ようにしています。
儲けるためではなく、自由でいるために働いています。
パラレル軸④:家族との時間を軸にする
破産前、私はこの当たり前のことすら見失っていました。
今は違います。
家族と笑う時間が、
一番の回復剤であり、一番の成功指標です。
パラレル軸⑤:心のメンテナンスを日常化する
瞑想
余白のある暮らし
環境の最適化
これらは”心の筋トレ”です。
稼ぐよりも、まず整える。
これが大人の男の戦い方だと考えています。
第5章 若作りはしない。ただし、老けもしない。
若さにしがみつく人生は惨めです。
しかし年齢を言い訳にして衰えていく人生も論外です。
大人の男が目指すべきは、
若く見られることではなく、
“成熟して魅力を増していくこと”です。
・体は鍛える
・外見は整える
・生活は美しくする
・収入源は分散する
・心はブレなくする
これらすべてを、年齢を重ねるほど深めていけば良いのです。
大人の男には、大人にしか出せない色気と説得力があります。
若者と同じ土俵で戦う必要はありません。
終章 大人の男は、何度でも立ち上がれる。
私は破産で一度終わりました。
しかし、そこからやり直した今の方が、
確実に強いですし、確実に幸せです。
人生は、”一回きりの挑戦”ではありません。
何度折れても、何度でも作り直すことができます。
むしろ、折れた経験が深みになります。
そして、その再構築の方法こそが──
「パラレルライフメソッド」なのです。
あなたが今どんな状況でも関係ありません。
ここからいくらでも更新できます。
大人の男の人生は、
ここからが本番です。
