【連載 第10回】敗戦から得た、技術以前に重要な「足の位置」という本質

城戸アラタです。

先日、アマチュアの試合に出場しました。

結果は敗戦。

効かされたわけではありません。しかし、ポイントを取られて負けました。

試合後に振り返って、はっきりと分かったことがあります。

勝敗を分けたのは技術ではなく、「足の位置」だった。


目次

開始15秒で左ミドルをもらい、流れを持っていかれた

試合開始直後、相手はサウスポー。

開始してすぐに、左ミドルキックをもらいました。それも1回ではなく、複数回。

効いたわけではありません。しかし、ポイントを取られ、焦りが生まれました。

なぜ、同じ攻撃を何度ももらったのか。

理由はシンプルでした。

城戸アラタ

自分の足の位置が悪かったのです。


私は相手の「強い側」に立っていた

サウスポー相手の場合、自分(オーソドックス)は左足を相手の右足の外側に置く必要があります。

しかし試合中の私は、左足が内側に入っていました。

悪い位置にいるとどうなるか

この位置にいると、以下の状況に陥ります:

  • 相手の左ミドルが最短距離で当たる
    サウスポーの左ミドルキックは強力な武器です。それが最も入りやすい位置に自分が立っていました。
  • 相手の左ストレートも通りやすい
    キックだけでなく、パンチも同様です。相手の得意な攻撃が全て通りやすくなります。
  • 自分の攻撃は届きにくい
    逆に、こちらの攻撃は不利な角度からになるため、効果的に当てることが難しくなります。

完全に不利な位置です。

つまり私は、自分から当たりに行っていたのと同じ状態でした。


強い選手は、攻撃の前に「位置」で勝っている

試合後、冷静に振り返って気づきました。

強い選手は、いきなり攻撃しません。

まず、有利な位置を取ります。

有利な位置に立てば、すべてが変わる

有利な位置に立てば、以下のことが起きます:

  • 攻撃は当たりやすくなる
    自分の得意な攻撃が最短距離で入ります。
  • 相手の攻撃は当たりにくくなる
    相手は不利な角度から攻めることになります。

つまり、戦う前に勝負の半分が決まっているのです。

城戸アラタ

今回の試合で、技術以前の問題を痛感しました。どれだけ良いパンチやキックを持っていても、立ち位置が悪ければすべてが台無しになる。これは格闘技の本質だと思います。


正しい足の位置——オーソドックス vs サウスポー

今後の試合に向けて、足の位置の基本を明確にします。

サウスポー相手の場合

基本原則:

自分の左足を、相手の右足の外側に置く。

理由:

  • この位置から、自分の右ストレートが最短距離で入る
  • 相手のパワーハンド(左ストレート)を遠ざけられる
  • 相手の左ミドルキックが当たりにくくなる

オーソドックス同士の場合

基本原則:

自分の左足を、相手の左足の外側に置く。

理由:

  • この位置から、自分の右ストレートが入りやすい
  • 相手の右ストレートを遠ざけられる
  • 角度を作って攻撃できる

足の位置が悪いと、すべてが裏目に出る

今回の試合を振り返って、足の位置の重要性を痛感しました。

起きたこと:

  • 左ミドルを何度ももらった
    足の位置が悪いため、避けることができませんでした。
  • 焦りが生まれた
    同じ攻撃をもらい続けることで、メンタルにも影響が出ました。
  • 自分の攻撃が入らない
    不利な角度から攻めることになり、効果的な攻撃ができませんでした。

どれだけ練習しても、立ち位置が悪ければ技術は活きません。


これは年齢を重ねた選手ほど重要になる

47歳になると、若い頃のように以下のもので勝負するのは難しくなります:

  • スピード
  • パワー
  • 反射神経

だからこそ重要なのが、位置取りです。

正しい位置に立てば、47歳でも勝てる

正しい位置に立てば:

  • 無理に打ち合う必要はありません
    体力勝負を避けられます。
  • 安全に攻撃できます
    有利な角度から攻められます。
  • 安全に勝つことができます
    被弾を減らしながら、効果的にポイントを取れます。

年齢を重ねた選手ほど、位置取りの価値が大きくなります。


今後、最も意識すること

今回の試合で、明確な課題が見つかりました。

それは、攻撃の前に、必ず足の位置を確認すること。

次の試合に向けた具体的な取り組み

練習での意識改革:

  1. シャドーボクシングで足の位置を確認
    オーソドックス同士とサウスポー相手、両方のパターンを練習
  2. スパーリング前に足の位置を必ず確認
    相手のスタンスを見て、正しい位置を取る習慣をつける
  3. 攻撃より先に位置を取る意識
    「攻撃したい」という気持ちを抑えて、まず位置を確認する

試合での意識:

  • オーソドックス同士なら左外側
  • サウスポー相手なら左外側(相手の右足の外)

この基本を徹底するだけで、試合の流れは大きく変わります。


足の位置を変えるための3つの方法

試合中、足の位置が悪くなった時の対処法も明確にしておきます。

方法①:ステップで位置を調整

やり方:

左足を外側に踏み出す、または右足を引いて角度を変える。

タイミング:

相手が攻撃してきた時、ディフェンスしながら位置を調整します。

方法②:ジャブで位置を作る

やり方:

ジャブを打ちながら、足の位置を外側に移動させる。

効果:

ジャブで相手の注意を上に向けさせながら、足元で位置を調整できます。

方法③:前蹴りで距離とリセット

やり方:

前蹴りで相手を押し戻し、距離をリセットしてから正しい位置を取り直す。

効果:

不利な位置から一度離れて、仕切り直すことができます。


負けは、最高の教材になる

負けたこと自体は悔しいです。

しかし、この学びは次の試合に必ず活きます。

今回の試合で得た最大の収穫:

  • 技術以前に、位置取りが重要
  • 47歳ならではの戦い方は、位置で勝つこと
  • 攻撃より先に、有利な位置を取る

これらは、若い頃には見えなかった本質です。

47歳でも、まだ成長できます。

むしろ、年齢を重ねた今の方が、本質が見えてきていると感じています。


本日の一言

技術は武器。しかし位置取りは、その武器を使える場所を決める。


最後に——これからも挑戦し続ける

今回の敗戦は、私にとって貴重な学びの機会でした。

足の位置という、技術以前の本質的な問題を発見できたことは、大きな前進です。

これからも、試合に挑戦し続けます。そして、実戦で学んだことを共有していきます。

城戸アラタ

今回の敗戦から、最も重要な学びを得ました。勝敗を分けたのは技術ではなく「足の位置」。サウスポー相手に左足が内側に入っていたため、相手の左ミドルが最短距離で当たり続けました。強い選手は攻撃の前に有利な位置を取る——これが格闘技の本質です。47歳だからこそ、位置取りで勝負する。次の試合では、攻撃より先に必ず足の位置を確認します。

城戸アラタ
Parallel Life Method

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