【連載 第11回】敗戦から生まれた練習ルーティン|すべての動きに「左へ移動」を組み込む

城戸アラタです。

前回の記事で、アマチュアの試合で敗戦したことをお伝えしました。

敗因は「足の位置」。サウスポー相手に左足が内側に入っていたため、相手の左ミドルが最短距離で当たり続けました。

この反省を踏まえて、練習ルーティンを根本から見直しました。

今回は、その具体的な内容を公開します。


目次

今までの練習の問題点

試合を振り返って気づいたことがあります。

今までの自主練習は、攻撃ばかりだった。

パンチを打つ、キックを蹴る。それ自体は悪くありません。

しかし、以下の視点が完全に抜けていました:

  • 攻撃した後、どこに移動するか
  • 相手の攻撃をどうディフェンスするか
  • ディフェンスした後、どう反撃するか

攻撃して、そのまま同じ位置に立っている。

これでは、相手に簡単に狙われます。

城戸アラタ

試合で負けて初めて気づきました。攻撃の練習だけでは、試合では勝てない。


新しい練習ルーティンの考え方

新しい練習ルーティンでは、以下の2点を徹底します。

① すべての攻撃に「左へ移動」を組み込む

前回の記事で書いた通り、オーソドックスは左足を外側に置くことで有利な位置を取れます。

これを頭で理解しているだけでは、試合では使えません。

体が勝手に動くレベルまで染み込ませる必要があります。

だから、すべての攻撃の後に「左へ移動」を入れます。

② ディフェンスと反撃をセットで練習する

今までの練習は「打つ」「蹴る」だけでした。

しかし試合では、相手も攻撃してきます。

ディフェンス(カット動作)を入れて、そこから反撃する。

この流れを練習に組み込みます。


新しい練習ルーティン|シャドー編

まずはシャドーボクシングの内容です。

すべての動きの後に「左へ移動」を入れます。

パンチ系

・ジャブ → 左へ移動
・ワンツー → 左へ移動
・ジャブ・フック → 左へ移動
・ワンツー・フック → 左へ移動
・ジャブ・アッパー → 左へ移動
・ワンツー・アッパー → 左へ移動
・フック → 左へ移動

キック系

・右ミドル → 左へ移動
・左ミドル → 左へ移動

ディフェンス+反撃

・右ミドル → カット動作 → 右ロー返し
・左ミドル → カット動作 → 右ロー返し

前蹴りからのコンビネーション

・前蹴り → ワンツー
・前蹴り → 右ロー

城戸アラタ

ポイントは「左へ移動」を必ずセットにすること。これで有利な位置を取る動きが自動化されます。


新しい練習ルーティン|サンドバッグ編

ミット打ちの後に行うサンドバッグ練習です。

シャドーで覚えた動きを、実際に当てて体に染み込ませます。

基礎練習(回数固定)

・膝蹴り 左右100回
・右ミドル連打 50回
・左ミドル連打 50回
・右膝 20回
・左膝 20回
・左前蹴り 50回
・右前蹴り 50回

ディフェンス+反撃(新規追加)

・右ミドル → カット → 右ロー(20回)
・左ミドル → カット → 右ロー(20回)

前蹴りからのコンビネーション(新規追加)

・前蹴り → ワンツー(左右20回)
・前蹴り → 右ロー(左右20回)
・前蹴り → 膝(左右20回)

試合強度ラウンド(3ラウンド × 各1分)

・1R:パンチのみ
・2R:パンチ+ミドル
・3R:自由(全力80〜90%)

目的:試合と同じ強度で動く感覚を養う

仕上げ

・腹筋


今回のルーティン変更で意識していること

① 攻撃と移動をセットにする

今までは「攻撃して終わり」でした。

これからは「攻撃して、有利な位置に移動する」までがワンセットです。

攻撃 → 左へ移動。この流れを体に染み込ませます。

② ディフェンスから反撃の流れを作る

今までの練習は「打つ」「蹴る」だけでした。

しかし試合では、相手の攻撃をディフェンスしてから反撃する場面が必ずあります。

ミドルキックをカットして、すぐにローキックで返す。

この「カット → 反撃」の流れを練習に入れました。

③ 前蹴りを起点にしたコンビネーション

前蹴りは距離を作る武器です。

前蹴りで相手を押してから、パンチやローキックに繋げる。

この流れを練習することで、距離をコントロールしながら攻撃する感覚を養います。


47歳だからこそ、練習の質を上げる

若い頃は、量で勝負できました。

しかし47歳になると、回復に時間がかかります。無理をすれば怪我のリスクも高まります。

だからこそ、練習の「質」を上げることが重要です。

ただ打つ、ただ蹴るのではなく:

  • 攻撃した後、どこに移動するか
  • 相手の攻撃をどうディフェンスするか
  • ディフェンスした後、どう反撃するか

これらを意識して練習することで、同じ時間でも得られるものが変わります


このルーティンで変わること

この練習を続けることで、以下の変化を期待しています。

① 有利な位置を取る動きが自動化される
「左へ移動」が体に染み込めば、試合中も無意識に有利な位置を取れるようになります。

② 被弾が減る
ディフェンス練習を入れることで、相手の攻撃に対応できるようになります。

③ 反撃の精度が上がる
カットからの反撃を練習することで、試合でも自然に反撃できるようになります。

④ 距離のコントロールができるようになる
前蹴りを起点にしたコンビネーションで、自分の有利な距離で戦えるようになります。


まとめ|敗戦を次に活かす

前回の試合で負けたことは悔しいです。

しかし、その敗戦から明確な課題が見つかりました。

課題:

  • 足の位置(左へ移動)が体に染み込んでいなかった
  • ディフェンスの練習が足りていなかった
  • 攻撃ばかりで、反撃の練習をしていなかった

対策:

  • すべての攻撃に「左へ移動」を組み込む
  • カット動作 → 反撃の流れを練習に入れる
  • 前蹴りからのコンビネーションを練習する

この練習を続けて、次の試合では必ず結果を出します。

城戸アラタ

負けから学び、練習を変える。47歳でも、まだ成長できます。次の試合に向けて、このルーティンを続けていきます。


城戸アラタ
Parallel Life Method

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次