城戸アラタです。
前回までに「税務調査を遠ざける設計」と「帳簿が正しくても危ない地雷」について解説しました。
今回は、実際に税務調査が来た場合の対応についてお話しします。
まず最初に知っておいてほしいこと
「税務調査=詰み」と思っている人、多すぎます。
実際は:
対応で9割決まります
これは本当です。私自身も追徴課税0円で終えることができました。
まず前提を理解してください
税務調査に臨む前に、以下の前提を頭に入れておいてください:
- 税務署は「敵」ではありません
- でも「味方」でもありません
- 感情は一切不要です
相手はルールに従って仕事しているだけです。
以下の3つは全部アウトです:
- ビビる
- キレる
- 誤魔化す
城戸アラタ税務調査は「試験」のようなものです。正しい準備と冷静な対応ができれば、必要以上に恐れることはありません。
ステップ①:連絡が来た瞬間にやること
電話または書面で連絡が来ます。
この時点でやることは3つだけです。
やること①:その場で日程を確定しない
以下のように伝えてください:
「確認して折り返します」
これでOKです。即答する必要はありません。
やること②:税理士に即連絡
税理士がいない場合でも、この時点で探してください。
税務調査は「準備8割」です。
やること③:対象年度・税目を確認
以下を必ず確認してください:
- 何年分?
- 所得税?法人税?消費税?
ここは超重要です。全部を見るわけではありません。
ステップ②:調査までに準備するもの
ここで勝負が決まります。
用意するもの:
- 申告書
- 総勘定元帳
- 領収書・請求書
- 通帳(対象期間)
- 契約書
- 事業内容が分かる資料
ポイントはこれです:
「聞かれる前に出さない」
要求されたものだけ出してください。余計な親切は墓穴を掘ります。



私の税務調査でも、聞かれたことだけに答え、聞かれていない資料は出しませんでした。これが追徴課税0円につながった要因の一つです。
ステップ③:当日の立ち振る舞い(超重要)
当日の対応が結果を大きく左右します。
基本姿勢
- 丁寧
- 淡々
- 余計な説明しない
聞かれたら答える。聞かれていないことは言わない。
沈黙は悪ではありません。
NGワード集(絶対に言わないでください)
✕ 言ってはいけないこと:
- 「たぶん…」
- 「覚えていません」
- 「みんなやっています」
- 「税理士が…」
✔ 代わりにこれを言ってください:
- 「確認します」
- 「資料があります」
- 「このように処理しています」
ステップ④:突っ込まれやすいポイント
以下は、ほぼ100%見られます。
チェックポイント①:交際費
→ 相手・目的・頻度を説明できるようにしておく
チェックポイント②:家事按分
→ 割合の根拠を明確に
チェックポイント③:現金売上
→ 抜けがないか確認
チェックポイント④:私的流用
→ 法人・個人の混在がないか
説明できるかどうかだけが重要です。
正解か不正解かではありません。
ステップ⑤:修正を求められたら?
ほぼ全員、何かしら指摘されます。
ここでの判断が重要です。
素直に認めるべきケース
- 明らかなミス
- 証拠が弱い
- 金額が小さい
→ 即認めてください
争うべきケース
- 解釈の違い
- 実態がある
- 金額がデカい
→ 税理士と相談してください
全部飲む必要はありません。



私の場合も、いくつか指摘を受けましたが、実態があり説明できるものは主張しました。全て受け入れる必要はなく、合理的な説明ができれば認められます。
実は税務署が一番嫌う人
それは、以下のような人です:
- 言い訳が多い
- 感情的
- 話がコロコロ変わる
逆に好かれるのは:
- 整理されている
- ロジックが一貫している
- 協力的
人として普通でOKです。
最終結論
税務調査で重要なのは:
- 準備
- 態度
- 一貫性
これだけです。
節税していても、稼いでいても、目立っていても、ちゃんとしていれば終わります。
逆に、雑な対応をすれば、どんなに正しいことをしていても追徴課税につながります。
税務調査は、準備と対応で決まるのです。
さらに詳しく学びたい方へ
ここまでの内容は、税務調査対応の基本です。
さらに詳しい内容は、以下でご覧いただけます:
有料版では:
- 税務調査当日の詳細な流れ
- 調査官との具体的なやり取り例
- 修正申告の判断基準
- 追徴課税を最小化する交渉術
などを解説しています。
城戸アラタ
Parallel Life Method


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