敗北から見えた——次にやるべきことの全て
城戸アラタです。連載第5回では、ワンデートーナメントでの敗北から得た学びと、今後の具体的な改善プランをお伝えします。

今回の試合で、私は敗れました。
相手の前進に押され、手数で上を取られ、自分の距離を支配しきれませんでした。
しかし、負けた瞬間、私の頭の中には明確に「技術の修正点」が浮かんでいました。
それは落ち込みではなく、むしろ「ここを直せばもっと強くなれる」という前向きな感覚でした。
今回の試合で見えた課題をもとに、私の「勝つための形」をここに体系的にまとめます。
試合から見えた9つの技術的修正ポイント
敗北を冷静に分析した結果、以下の9つの具体的な改善点が明確になりました。
修正ポイント①:ジャブの量を増やす
ジャブの役割:
- 攻撃の起点
- 距離管理の核
- 手数勝負の要
ジャブの量が増えれば、試合の流れは確実に変わります。
修正ポイント②:ブロックから即座に反撃する
課題の本質:
手数負けの根本原因は、「返しが遅れること」にあります。
改善策:
ブロックした瞬間に反撃する。これができれば、相手の連打を止めることができます。
修正ポイント③:軽く速いパンチの連打
重点技術:
特にフック→ストレートの接続を重視します。
47歳の強化戦略:
47歳でも「軽く・速く」は伸ばせます。力を抜くほど手数が出ます。
修正ポイント④:右ローキックの命中率向上
戦略的位置づけ:
これは私の勝ち筋そのものです。
効果:
右ローキックが確実に決まれば、相手の攻撃力は半減します。
修正ポイント⑤:左前蹴りの活用
技術的役割:
- 前進を止める技
- 距離を作る技
今回の試合で最も必要だった武器です。
修正ポイント⑥:左三日月蹴りの習得
技術的効果:
- 軽く当てて姿勢を崩す
- 崩した瞬間に右ローキックが入る
戦略的連携:
前蹴りと三日月蹴り——これが私の「崩し→削り」の導線になります。
修正ポイント⑦:左インロー・左ミドルキック
戦術的価値:
軽量級に効果的な技術です。軽く当てるだけで、相手のリズムを壊すことができます。
修正ポイント⑧:密着時の膝蹴り
左膝:踏み込みの破壊力
右膝:縦に刺す迎撃
今回の密着戦で出せなかった重要な武器です。
修正ポイント⑨:視線の改善
技術的本質:
パンチを「見る」。そして「返す」。
重要性:
視線が落ちると、攻撃も防御も遅れます。ここは絶対に修正します。
日々の練習メニュー:シャドーボクシング(15分)
毎日実践するシャドーボクシングの詳細メニューです。
メニュー①:視線矯正シャドー(1分)
練習方法:
鏡で自分の目を見続けながら:
- ジャブ 50本
- 左フック 20本
- ワンツー 30本
目的:視線を落とさない習慣をつける
メニュー②:ジャブ強化(3分)
練習内容:
- ジャブ→ジャブ
- ジャブ→左フック
- ジャブ→右ローキック
- ジャブ連打
意識:軽く速く、戻しも速く
メニュー③:左前蹴り(2分)
コンビネーション:
- 左前蹴り→ガード
- 左前蹴り→ジャブ
- 左前蹴り→右ローキック
役割:前進止め、距離作りの要
メニュー④:左三日月蹴り(2分)
練習内容:
- 軽く当てて崩す練習
- 三日月→右ローキック
- 前蹴り→三日月
位置づけ:最強の「崩し技」
メニュー⑤:フック系(3分)
コンビネーション:
- 左フック→右ストレート
- 左フック→右ローキック
- ワンツー→左フック
目的:主力パンチの強化
メニュー⑥:密着膝(左・右)(2分)
左膝:
右足半歩踏み込み→左膝(踏み込み膝)
右膝:
軽い左足前進→右膝(縦に刺す膝)
目的:近距離での必殺技化
サンドバッグ練習(20〜25分)
実際の打撃感覚を養うサンドバッグの詳細メニューです。
①左前蹴り(3分)
- 単発 20本
- 前蹴り→ジャブ
- 前蹴り→左フック
- 前蹴り→右ローキック
②左三日月蹴り(3分)
- 単発 20本
- 三日月→左フック
- 三日月→右ローキック
戦略:崩し→削りの最強ルート
③右ローキック強化(4分)
- ジャブ→右ローキック
- 左インロー→右ローキック
- 左三日月→右ローキック
- 右ローキック連打(前足→奥足)
④ブロックからの反撃(5分)
- ブロック→左フック
- ブロック→左フック→右ローキック
- ブロック→右ストレート
- ブロック→左ボディブロー
重要性:手数負けを防ぐ核心技術
⑤左インロー・左ミドルキック(5分)
- 左インロー 30本
- 左ミドル→右ローキック
- 左ミドル→ジャブ
- 左ミドル軽打ち
効果:軽量級への効果的な技術
ミット打ち(10〜15分)
コンセプト:試合で出る技だけを反復
重点項目:
- ジャブの量を増やす
- 左前蹴りで相手を止める
- 左三日月→右ローキック
- ブロック→左フック→右ローキック
すべて共通の意識:軽く・速く・戻しも速く
マススパーリング(5〜10分)
方針:強く当てる必要はなし。テーマだけを練習。
練習テーマ:
- 視線(相手の目を見続ける)
- 左前蹴りで突進を止める
- ブロック→即座に反撃
- 左フックの打ち合い
- 三日月蹴りで崩してローキック
重視する要素:
パワーは捨てて構いません。手数・速さ・反応を重視します。
実戦で使う5つのコンビネーション
コンビネーション①:ジャブ→左フック→右ローキック
特徴:軽量級に最適。速くて見栄えも最強。
コンビネーション②:左前蹴り→左三日月→右ローキック
戦略:突進止め→崩し→削り
コンビネーション③:ブロック→左フック→右ストレート
位置づけ:相手の連打対策の完成形
コンビネーション④:左インロー→ワンツー
効果:相手の軸を折り、パンチを通す
コンビネーション⑤:左ミドル→右ローキック
戦術:上下を散らし、相手を迷わせる
膝蹴りの使い方
左膝蹴り
技術:右足半歩踏み込み→左膝
特徴:
- 密着時に最強
- フックの後に効果的
右膝蹴り
技術:軽い前進→右膝
特徴:
- 上に刺すイメージ
- 相手の押し込み後に最適
私の戦い方の完成形
これまでの分析をもとに、理想的な戦い方を体系化しました:
- ジャブでリズムを取る
- 左前蹴りで前進を止める
- 左三日月で崩す
- 左インロー・左ミドルで刻む
- 右ローキックで削る
- 密着は膝蹴りで迎撃
- ブロック→左フック→ローで手数負けしない
- 視線でパンチを読む
最後に——敗北は次への道標
今回の敗北で、私は「次にやるべきこと」が完全に明確になりました。
これは落ち込みではなく、確かな成長への道筋です。
47歳の挑戦は、勝敗だけで測れるものではありません。
一つ一つの試合から学び、技術を磨き、戦い方を洗練させていく——このプロセスそのものに価値があります。
今回明確になった改善点を、一つずつ着実に習得していきます。
城戸アラタ敗北から学んだことは膨大でした。9つの技術的修正点、具体的な練習メニュー、実戦で使うコンビネーション——すべてが明確になりました。これらを一つずつ習得し、次の試合ではより完成度の高い戦いをお見せできるよう、引き続き精進していきます。
城戸アラタ
Parallel Life Method


コメント