先に言っておく。
多くの人が勘違いしている。
・帳簿をキレイにすればOK
・レシートを全部取っておけば安心
・税理士に任せているから大丈夫
──全部ズレてる。
税務署が見ているのは、
もっと雑で、もっと本質的なところだ。
① 「お金の流れ」が一貫しているか
これが最重要。
税務署はまず、
帳簿より先に“金の通り道”を見る。
具体的には、
・どこから入金され
・どの口座を通り
・何に使われ
・最終的にどこへ行ったか
この流れが、
✔ シンプル
✔ 一貫している
✔ 毎年同じ構造
これだけで、かなり安全になる。
逆に危ないのは、
・売上は事業口座、経費は個人口座
・現金引き出しが多い
・意味不明な立替が多い
・説明不能な入金がある
帳簿が正しくても、
流れが汚い時点でアウト予備軍。
税務署は「数字」じゃなく
ストーリーを見ている。
② 「その経費、事業とどう関係ある?」
次に見られるのがこれ。
よくある誤解。
「仕事に少しでも関係していれば経費」
半分正解で、半分アウト。
税務署が聞くのはこうだ。
・なぜ必要なのか
・なぜこの金額なのか
・なぜ今なのか
この3つを
口頭で説明できるか。
レシートがあるかどうかは二の次。
たとえば、
✕「仕事で使うと思って」
✕「将来使うかもしれない」
✕「みんな経費にしてる」
これは説明になっていない。
✔「この業務で、この頻度で使う」
✔「売上にこう影響する」
ここまで言えればOK。
説明できない経費は、ほぼ否認される。
③ 「毎年の数字が“人間的”かどうか」
これ、かなり重要。
税務署は数字を
人として見ている。
・毎年ギリギリ赤字
・利益がピッタリ同じ
・所得が不自然に上下する
・都合よく税金が出ない
こういう数字は、
めちゃくちゃ目立つ。
逆に、
・少しずつ成長
・利益が年によってブレる
・生活感のある数字
これは「普通」。
完璧すぎる数字は疑われる。
節税を頑張りすぎて
「人間味のない決算」になってる人、
本当に多い。
税務調査は「間違い探し」じゃない
ここ、かなり大事。
税務署は、
× 完璧な帳簿を探していない
× 1円のミスを探していない
彼らが探しているのは、
「この人、ズルしてないよね?」
ただそれだけ。
だから、
・正直に
・一貫性を持って
・説明できる
これが揃っていれば、
調査対象になりにくいし、来ても軽い。
ここまでのまとめ
・節税テクより構造
・帳簿より金の流れ
・知識より説明力
これが分かっていない人ほど、
「怖い」「不安」「いつ来る?」と怯える。
分かっている人は、
淡々としている。
次の章予告
次は一番実践的な話をする。
③ 実際にやっている「調査を遠ざける設計」
・個人事業
・副業
・法人
この全部に共通する
“安全側の作り方”を出す。

コメント