城戸アラタです。
前回は「税務調査に選ばれる人の5つの共通点」についてお話ししました。
今回は、税務署が本当に見ている3つのポイントについて解説します。
多くの人が勘違いしていること
先にお伝えしておきます。多くの人が以下のように勘違いしています:
- 帳簿をキレイにすればOK
- レシートを全部取っておけば安心
- 税理士に任せているから大丈夫
これらは全てズレています。
税務署が見ているのは、もっと本質的なところなのです。
税務署が本当に見ている3つのポイント
それでは、税務署が実際に何を見ているのか、詳しく解説していきます。
ポイント①:「お金の流れ」が一貫しているか
これが最重要です。
税務署はまず、帳簿より先に「お金の通り道」を見ます。
具体的には:
- どこから入金され
- どの口座を通り
- 何に使われ
- 最終的にどこへ行ったか
この流れが:
- シンプル
- 一貫している
- 毎年同じ構造
これだけで、かなり安全になります。
逆に危ないのは:
- 売上は事業口座、経費は個人口座
- 現金引き出しが多い
- 意味不明な立替が多い
- 説明不能な入金がある
帳簿が正しくても、流れが汚い時点でアウト予備軍です。
城戸アラタ税務署は「数字」じゃなく、ストーリーを見ています。お金の流れが物語のようにスムーズで一貫していることが重要です。
ポイント②:「その経費、事業とどう関係ある?」
次に見られるのがこれです。
よくある誤解:
「仕事に少しでも関係していれば経費」
これは半分正解で、半分アウトです。
税務署が聞くのは以下の3つです:
- なぜ必要なのか
- なぜこの金額なのか
- なぜ今なのか
この3つを、口頭で説明できるかが重要です。
レシートがあるかどうかは二の次なのです。
✕ 説明になっていない例:
- 「仕事で使うと思って」
- 「将来使うかもしれない」
- 「みんな経費にしてる」
✔ 説明できている例:
- 「この業務で、この頻度で使います」
- 「売上にこう影響します」
ここまで言えればOKです。
説明できない経費は、ほぼ否認されます。
ポイント③:「毎年の数字が人間的かどうか」
これは、かなり重要です。
税務署は数字を、「人として」見ています。
不自然に見える数字:
- 毎年ギリギリ赤字
- 利益がピッタリ同じ
- 所得が不自然に上下する
- 都合よく税金が出ない
こういう数字は、めちゃくちゃ目立ちます。
自然に見える数字:
- 少しずつ成長
- 利益が年によってブレる
- 生活感のある数字
これは「普通」です。
完璧すぎる数字は疑われます。
節税を頑張りすぎて「人間味のない決算」になっている人、本当に多いです。
税務調査は「間違い探し」ではない
ここは、かなり大事なポイントです。
税務署は:
- ✕ 完璧な帳簿を探していない
- ✕ 1円のミスを探していない
彼らが探しているのは:
「この人、ズルしてないよね?」
ただそれだけです。
だから:
- 正直に
- 一貫性を持って
- 説明できる
これが揃っていれば、調査対象になりにくいし、来ても軽く済みます。



私が経験した税務調査が追徴課税0円で終わったのも、この3つのポイントを押さえていたからです。完璧な帳簿ではなく、説明できる構造を作ることが重要なのです。
ここまでのまとめ
税務調査で重要なのは:
- 節税テクニックより構造
- 帳簿よりお金の流れ
- 知識より説明力
これが分かっていない人ほど、「怖い」「不安」「いつ来る?」と怯えます。
分かっている人は、淡々としています。
税務調査への備えは、特別なことではありません。
日々の事業運営を:
- シンプルに
- 一貫性を持って
- 説明できる形で
行うだけです。
次回予告
次回は、一番実践的な話をします。
「実際にやっている『調査を遠ざける設計』」
- 個人事業
- 副業
- 法人
この全部に共通する「安全側の作り方」をお伝えします。
次回の記事もぜひお読みください。
城戸アラタ
Parallel Life Method


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