こんにちは、城戸アラタです。
第1回でClaudeデスクトップをインストールし、3つの設定まで済ませた方、お疲れさまでした。
(まだの方は 第1回:AIに”仕事を任せる”時代へ から読んでください)
第2回からはいよいよ、Claudeを”仕事相手”として動かしていきます。
キーワードは 「フォルダごと任せる」。これがChatGPTなど従来のAIチャットと、Claude Coworkを分ける最大の違いです。
「チャット」と「Cowork」、何が違うのか
Claudeデスクトップアプリには、画面の上に 「チャット」「Cowork」「Code」 という3つのタブがあります。
最初に押さえたいのは、「チャット」と「Cowork」の使い分けです。
| チャット | Cowork | |
|---|---|---|
| 立ち位置 | 相談相手 | 仕事相手 |
| できること | 質問への回答、文章のアドバイス | ファイル作成・編集・整理、Excel生成、ブラウザ操作 |
| 使う場面 | 会話で完結する作業 | パソコンの中で何かを動かしたい時 |
| ファイルとの関係 | 1枚ずつ添付して見せる | フォルダ全体を作業場に指定 |
違いは 「ファイル1枚を見せる」のか「フォルダ全体を任せる」のか。
これは小さな違いに見えて、実は大きな違いです。
例えるなら——
チャットは 「秘書に書類を1枚渡して質問する」 関係。
Coworkは 「秘書にデスクごと預けて、整理から作成まで任せる」 関係。
フォルダを任せると何が変わるか(Before / After)
| 場面 | Before(チャットのみ) | After(Coworkでフォルダ指定) |
|---|---|---|
| 領収書整理 | 1枚ずつ写真を貼って質問 | 「このフォルダの領収書、Excelにまとめて」一言 |
| ブログ記事の下書き | 過去記事を毎回コピペして送る | 過去記事フォルダごと参照、文体を学習させる |
| 商品リサーチ | 1つのCSVをアップロード | 仕入れ候補のフォルダ全体から比較表を生成 |
| 動画台本 | 毎回コンセプトを説明し直す | 過去台本のフォルダから自分の語り口を再現 |
「毎回説明し直す手間がゼロになる」——これがCowork最大の効能です。
STEP 1:Cowork専用の「作業フォルダ」を作る
いきなり「ドキュメント」フォルダ全体を指定するのは 避けてください。理由は2つ。
- 関係ないファイルが多すぎると、AIが迷子になる(=応答の精度が落ちる)
- パスワード入りファイル等、見せたくないものまで読まれてしまう可能性がある
そこで最初に、「Cowork用の専用フォルダ」 をひとつ作ります。
- パソコンの「書類」または「ドキュメント」フォルダを開く
- 右クリックで 「新規フォルダ」 を作成
- 名前は 「Claude作業場」 など、すぐに分かるものにする(日本語OK)
- その中に、用途別の小さなフォルダを2〜3個作っておく(例:「領収書」「ブログ下書き」「リサーチ」)
このフォルダの中だけが「Claudeの仕事場」になります。
ここに置かないファイルには、Claudeは 一切触れません。これがセキュリティの基本です。
STEP 2:Coworkタブに切り替える
- Claudeデスクトップアプリを開く
- 画面の 上の方(または左サイドバー) にある3つのタブのうち、「Cowork」 をクリック
- 画面が「Cowork専用の表示」に切り替わる(右側にフォルダ表示エリアが現れます)
表示が変わったら、それがCoworkモードに入った合図です。
「チャット」と「Cowork」は別世界。会話の履歴も別管理になります。
STEP 3:作業フォルダを指定する
- Cowork画面で 「新規タスク」 または 「プロジェクトで作業」 ボタンを押す
- 「フォルダを選択」 という案内が出る
- STEP 1で作った 「Claude作業場」 フォルダを選んで「開く」
- 「このフォルダの変更を許可しますか?」と聞かれたら 「許可」(毎回出ないように 「常に許可」 があればそちらでも可)
これで、Claudeはこのフォルダの中身を読み書きできる状態 になりました。
(=「秘書にデスクごと預けた」状態です)
ポイント:フォルダはあとから何度でも変更できます。「今日はブログ用」「明日は経費処理用」と切り替えながら使うのが普通です。
STEP 4:最初の指示を出す(5分の実習)
フォルダを指定したら、最初の一言を入力してみましょう。
下記をそのままコピペして送ってみてください。
このフォルダの中身を確認して、現在の状態を3行で教えてください。
そのうえで、私が40代の副業サラリーマン(または自営業)だとして、
このフォルダで最初に試すべき作業を3つ提案してください。
それぞれ「期待できる効果」と「所要時間の目安」も添えて。
送信して数秒。Claudeが あなたのフォルダを実際に確認した上で、提案を返してくれます。
これが「相談相手」ではなく「仕事相手」としてのClaudeとの最初の会話です。
続けて、こんな指示も試せます。
- 「このフォルダに『メモ.txt』を作って、今日の日付と簡単な挨拶を書いておいて」
- 「フォルダ内のファイルを種類別に整理してください。整理する前に何をするか教えて」
- 「このフォルダの構成を一覧にして、Excelで表にしてください」
注意:「整理する前に何をするか教えて」 という一言を必ず添えるのがコツです。
Claudeが勝手にファイルを動かす前に、必ず確認のステップが入るので安心です。
よくある”つまずき”と回避策
- 「フォルダが選択できない」:Coworkタブにいるかを確認。チャット画面ではフォルダ指定はできません
- 「許可」が一度押しても再度出る:仕様です。次回から「常に許可」を選ぶと出なくなります
- 長い会話で動作が遅くなる:Cowork は会話が長くなると自動で要約圧縮します。重い作業は新しいタスクで始めるのが速い
- パソコンがスリープすると止まる:Coworkはあなたのパソコンの中で動いているため、画面が消えると作業も止まります。長めの作業中はスリープを切るか、電源アダプタを繋いでおく
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分からない画面が出たら、スクショを撮ってチャット側のClaudeに「これは何?」と聞くのが一番早いです。
ここまでで体感できること
- 「フォルダを任せる」感覚 ── 自分のデスクを預ける感覚に近い
- 毎回ファイルを添付しなくてよい 身軽さ
- 整理・確認・提案を 一連の流れで任せられる 安心感
でも正直、ここまではまだ 「お試し運転」。
本当に「これは生活が変わる」と実感するのは、次回からです。
▶ 次回予告:40代の実生活で使える3つの自動化
第3回では、私が実際に使っている 40代男性向けの3つのユースケース をお見せします。
- 領収書をフォルダに入れるだけで Excel一覧+勘定科目分類 まで自動
- Gmailから 未返信の重要メールだけ抽出して下書きまで作成
- 取引先・商談相手を 5分で深堀りリサーチ
どれも 40代の自営業・副業サラリーマンが毎月直面するペイン です。
「これがAIで終わるなら、月10時間は浮く」と感じてもらえるはず。
続きは次回。お楽しみに。
城戸アラタ|Parallel Life Method
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